27日のこの日はちょうど開催まで100日。池田が五輪候補に名乗りを上げた。今年112年ぶりにゴルフが正式種目に復活するリオ五輪。7月11日の世界ランキングの上位2人に代表資格が与えられるが、目下14位の松山英樹に続く日本勢の2番手に浮上してきた。

先週のパナソニックオープンを制して、今週24日付けの世界ランキングは前週の98位から79位に浮上。81位の片山晋呉を抜いて、昨年11月以来となる代表圏内に入った。

もちろん代表入りに意欲はあるが「先週も言ったけど、先は長いから」とこれで一喜一憂するつもりはない。
「相手の結果次第で最後に抜かれたり。自分ではどうしようもない部分もある。自分はとにかく、結果を出していくだけ」と、熾烈な代表選にも冷静に、今週もまた全力を尽くすだけ。

苦手な和合。それでも今年はグリーンの状態など例年とは少し、違った顔にも感じられて「調子は悪くない。あとはここでやってみてどうか」。ここでブレーキは、かけたくない。先週のツアー通算14勝も、日曜日の祝杯はほどほどに抑えておいた。喜びに浸るには、まだまだ早い。「やっと始まりだから。出発の鐘が鳴った、というくらい」。2週連続Ｖにも意欲満タン。「自分に期待しています」。五輪も悲願の賞金王も、戦いは始まったばかりだ。

• 池田 勇太
• 松山 英樹
• 片山 晋呉