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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2016

稲森佑貴は3位に「存在感だけは見せられた」

土曜日から2日連続の最終組で、賞金1位と2位に挟まれ22歳が奮闘した。「これぞ賞金王争い」という名勝負の間に挟まれ、大健闘の3位につけた。

ほかの2人に比べて飛距離が出ない分、最終日もまた常に置いて行かれてセカンドオナーから、長いクラブで懸命に乗せた。
自身3度目の挑戦で、初の決勝ラウンドに進んだ総武はしかし、手ごわかった。
「今日は賞金1位と2位のプレッシャーというよりは、コースに圧倒された」。
谷原と池田に負けじと最終組の3人で、頭ひとつ抜けた戦いも、「3日目までが、うまく行き過ぎただけかもしれない」。
ほころびは、この日の序盤から出ていた。
「自分は悪くなったら右に出てしまう。前半で、陰りが出ていた。全ショットが逆球だった」と距離が長く、狭いコースでじわじわと、パーオンも厳しくなり13番のボギーで、ついにV争いから脱落した。

17番の連続ボギーで上の2人に突き放された。
「賞金王争いの2人は昨日とは違ってオーラがあった。ぴりっとしていた」。これぞ勝負という戦いを見せつけられた。
その中にあっても「このスコアでとどまってくれたのは、よかった。もっと崩れる可能性もあったので」。
最終日もずっと、ボードに載れた。4位以下に追いつかれる場面もなかった。
「存在感だけは、見せられた」。
この日を糧に、22歳も負けられない。
「若い世代が頑張って、オーッと言わせたり、よいプレーを見せたい」。
伸びしろは、まだまだある。

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