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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017

大堀裕次郎は宍戸で一球入魂

いつもポーカーフェイスのクールガイに見えるが、実は「けっこう怒ってますよ」。松山や石川と同い年は、若いなりに感情の起伏もそれなりにあるが、ここ宍戸では極力おさえているという。

「今週は、一喜一憂せずに一球入魂でやっている」。
そのご褒美か、初日からつきまくっている。

前日は、17番で「OBの球が返ってきた」と、ティショットが木にあたり、フェアウェイに戻ってきた。3番では右の池ぎりぎりで、ボールが止まっていた。

この日2日目もまた、17番で一度はOBゾーンをかすったティショットが跳ね返って右ラフに落ちていた。
「ボギーでいい」と覚悟して、9番アイアンを持った140ヤードの3打目を奥1メートルにつけて、下りの難しいパーパットもしのいだ。

姉弟タッグは昨年の10月以来。久しぶりでも、相変わらずひとつ上の薫さんとの息もぴったりに、穏やかに、仲良く宍戸を歩いている。

先日は、同じマネージメント事務所の本田圭佑さんからラインが来た。イタリアサッカーACミランの退団を発表した直後で、詳しく言えない中身もあるが「僕には“頑張れ的”なことを」。

先月のパナソニックオープンで、谷口徹のゴルフを見て「上手い人ほどシンプルに考える」といったようなことを話した記事を、本田さんも読んでくださったそうで「その通りやれ、と」。
日本代表も共感してくれたゴルフを宍戸でこそ実戦したい。

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