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関西オープンゴルフ選手権競技 2017

初の決勝ラウンドに挑んだ杉原大河さんは「経験したことのない風景」

7度目の挑戦にして、初めて過ごすツアーの週末。杉原さんには「経験したことのない風景」が、そこにあった。もっともピークはやはり、スタートの1番ティだ。
大勢のギャラリーに囲まれて「独特の緊張感」。
言葉とは裏腹な、豪快なティショット。

徳島県の生光学園高校に通う高校3年生のゴルフに度肝を抜かれたのは、ツアー通算19勝を誇るベテラン。
「びっくりした」と谷口徹。
「朝の1番から目がテン。なんスかあの飛距離!」と、思わず声も裏返る。
しかもスプーンで2打目を乗せてきて、「俺の7番アイアンより止まる」と舌を巻いた。
「全然、曲がらないしびっくりした。高校時代の松山より飛んでいるんじゃないか。想像以上に上手くて異次元のゴルフ」とその才能を、高く評価した。

8番で、アイアンで刻み出したあたりから、杉原さんはいきなり、ショットが曲がり出したと谷口も、杉原さんのバックナインの失速を残念がったが、「なんちゅう高校生や!」。

前夜は、クラスメイトやジュニア仲間から、たくさんのメッセージが届いてそれだけに、なおさら「頑張りたかった」と本人も、特に最後はティショットを右に曲げ、刻んで3パットのダブルボギーを悔しがったが、収穫は多かった。

「谷口さんは凄かった。パットが全部入りそう。オーラがあった」とその姿から、自身の将来像を思い描いた。
「今日、後半はふがいないプレーだったので。明日はアンダーパーで回れるように頑張りたい」。
悔いの無い最終日にしたい。

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