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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2017
最終日は大混戦
I・H・ホは首位を守っても、この日はたった1アンダーのゴルフに「今日は6オーバーの気分」と、しょげた。
目標は、あくまでも自身のツアー最多アンダー記録の「28」をさらに更新すること。そのために、「1日7アンダーを出そうと思っていたので」と、3日目にして大きな誤算に悔しがる。
新記録は難しくなったが「良い位置にいる。明日は慎重にプレーしていきたい」と気持ちを切り替えた。
一方、藤本佳則は「今日は、ぼちぼち。もう少し良かったら、もっとバーディ取れたが状況を見て、そこそこのスコアで回っておけば、明日はいい位置で回れる。無理はしなかった」。
それでもこの日は、下から次々と急浮上してくる選手たちが気になった。「ピン位置も難しいのに、みんな7とか8とか。凄いスコアで回ってる」。
その中には、大学の後輩の塩見好輝もいて、「今日は藤本先輩のケツをたたけるくらいに頑張ろう」と思ったそうだ。
その塩見は12位タイでも通算11アンダーは、藤本とわずか3打差。「いや〜、彼にもチャンス、ありますよね」と、後輩の頑張りを認めた。
最終日こそ、敵はタイスコアのI・H・ホだけではない。
この日はまだ、そこそこのスコアでもどうにか首位タイに残れても、いよいよ最終日はそれでは勝ちきれない。毎年、バーディ合戦が売りの今大会。
「明日は自分も行かないと、置いていかれる。明日は最後1日、しっかり攻めて、良いゴルフをして、それであかんかったら仕方ない。明日こそ最後の18番で、1打でも勝っていられたら」。
今週こそ4年ぶりのV3めがけて、ビリケンさんがひた走る。