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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2018
続け、初優勝! 稲森佑貴がボギー1個で踏みとどまる
「2番(512ヤード、パー5)はドライバーで打ってもエッジから250ヤードも残った」。
スプーンで打っても届かず、寄せワンのパーセーブ。
「今日はそれの繰り返しでした」。
今週から新しく持ち替えた1Wでは、まだこれほどの雨のゴルフを経験しておらずに、「フェイス面が、多少滑って今日はどっちかというと右に。欲をかきすぎて、墓穴を掘ると嫌だな、と。後半は、牽制しながら打っていた」と、おそるおそる重ねていたパープレーも8番で、深いラフを渡り歩いて、とうとうこの日の初ボギーとしてしまったのは悔しいが、「途中、何個かボギーが来ても、おかしくないシチュエーション。1個でおさえられたのは、良い方」。
我慢が生きて、通算5アンダーで踏みとどまれた。
いま、勢いめざましい九州勢のひとり。先月、初優勝を挙げたばかりの出水田大二郎とは、同じ鹿児島県でひとつ後輩。
この流れに乗りたいのはもちろんだ。
「今日は寒くて体ががちがちだったけど、明日は暑くなる予報。みんな伸ばしてくるだろうから、負けないように。頑張ろうと思います」。
15年から脅威の数字で3年連続のフェアウェイキープ率1位。
日本一曲げない称号だけではそろそろもう、物足りない。