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三井住友VISA太平洋マスターズ 2018

第2ラウンドが終了。秋吉翔太が賞金王争いに割り込むチャンス!

3日目のヒーローインタビューに臨んだ今平と秋吉(左から)。最終日こそ、我こそが18番のお立ち台だ!
雨が上がった。霧も晴れた。9時から第2ラウンドの再開は雲の割れ目から一瞬、富士山も清々しい顔を出した。ちょうど見上げる13番のパー3からリスタートした秋吉。
6Iのティショットは3メートル弱についた。
「あんまりないような状況の中、いい形で再開できた」。

前日に7ホールを残した第2ラウンドの最終18番パー5は184ヤードの2打目を6Iで、同組の3選手の中でも、もっとも近いイーグルチャンスにつけた。
「でも一番遠い人が先に入れちゃって・・・。穴をふさがれた」と最後に打った自分は1.5メートルを逃して同組の市原弘大に、ちょっぴり恨み節もバーディは楽々と、2打差の首位を守って終われた。

全組のホールアウトを待って、18番グリーンの“お立ち台”に共に立ったのは、3打差の3位に迫った賞金1位の周吾。
3日目のヒーローインタビューでモジモジと、煮え切らない今平の代わりにきっぱり言った。
「周吾にも、負けないように頑張る!!」。

第2ラウンドは当初8時の再開予定だったが、濃霧でまたスタートが遅れて、54ホールの短縮が決定。
「72ホールしたかった・・・」。
先週に続いて2週連続で、75%の賞金加算は、今平を約8000万円差で追う秋吉にとっても痛手には違いない。
効率よく賞金を回収して少しでも、詰め寄るためにも負けられない。

今季は、初優勝からさっそく2勝も、最終日最終組は意外にもまだ2度目。前回は、やはり2位と2打差で最終日を出た4月の中日クラウンズで、オーバーパーを打ってヤンに逆転負けを食らった。
「あのような結果にしたくない。自滅しないように頑張りたい」。
強い決意で短期戦に挑む。

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