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中日クラウンズ 2018

秋吉翔太は坊主回避も

「坊主」はひとまず見納め!!
昨年の日本オープンと並ぶ、自己ベストタイの4位で坊主回避も、秋吉には悔しい結末となった。
最終日を2打差で出ながら、「序盤で相手を楽にさせた」。
2番のパー5で、思いも寄らぬ球が出た。
「ティショットで、プッシュアウト気味の球が出た。1番の、緊張した中では良いショットが打てたのに。ここでなんで」と、OBのダブルボギーの答えを見つける間もなく、また次の3番をダブルボギーとして、茫然自失だ。

「なんでかな。なんであそこでああいうミスが出たんだろう・・・って。不思議に思う。自分でも正直分からない。序盤で自分から崩してしまって最後まで尾を引いた」。

自身初の首位から出た最終日最終組。
未経験の27歳には序盤のたった2ホールで叩いた4オーバーを取り戻すのは容易でなかった。
「4ストロークの重みは大きかった」と、メジャーチャンプが相手のV争いではなおさらだった。

ヤンが全米プロを制した09年はまだ高校生。
「その頃は、ゴルフ番組をほとんど見なかったので。ヤンさんの全盛期は知らない。でもアジアで、初のメジャーチャンプで、やっぱり凄いんだ、と」。
最後の長いバーディ締めにもただただ脱帽だ。
「きっちり自分で締めて勝った。凄い選手と思いました」と、目に焼き付けた。

「もうちょっと、自分も面白く出来たら良かったけれど。良い経験になった。こういうのを何回も何回も、やっていくうちに、優勝出来ると今日実感できた」。
今季、海外初戦から、トップ10入りするまでは、坊主頭で通すと決めた。
ひとまず、これでノルマを果たしてこれからは、思い存分、髪を伸ばすかわりに秋吉には、もっとでっかい目標が出来た。

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