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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2018

川村昌弘が「勝っちゃいたい」

思い出のコースで川村が、今平と並んで日本人最上位につけた。
「起伏のあるグリーンでショットもチャンスにつかないし、今日は期待しているほど、ゴルフの調子は良くなかった」。
それでもアプローチとパターを駆使してボギーなしで回れた。
「自分の手応え以上の順位で上がれたのは、やっぱり相性がいいのかな、と思います」。

13番で絶好のチャンスを取り損ねてリーダーボードを仰ぐと、思いがけず首位とは2打差。
「優勝の可能性もある」と最後まで、大会2勝目のチャンスをにらめるくらいに、ゴルフは復調傾向にある。
2013年に、やはりここ茨木カンツリー俱楽部で行われた今大会で、ツアー初優勝を飾った。そのとき得たアジアのツアーカードを使って、世界を飛び回る旅を始めたが、昨季は人生で一番のスランプに陥り、シード権を手放した。
日本ツアーはどうにか滑り込んだといっても、第二シードに甘んじた。
初優勝を機に兵庫県の宝塚で一人暮らしを始めたマンションも引き払い、実家の三重県四日市市に戻って出直しの春。

「ようやく調子が上がってきて、自分でも期待をしている。早い段階で、惜しい試合が出来て良かった」と、ますます手応えが出てきた。
「来週も好きなコース。気持ちもゴルフも上手くいっているうちに勝っちゃいたい」。
原点の試合で再び弾みをつけて、次週は地元中部で完全復活のツアー通算2勝目を狙う。

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