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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2018
試合に出られない時間を有効活用!白佳和が会心の6連続バーディ
4年前にシード権を落とした白。その大きな要因になっていたのがパッティングだった。症状はどんどん悪くなりショートパットになるとパンチが入るいわゆるイップス状態に。そんな白に追い討ちをかけたのが昨年のクオリファイングトーナメント。サードの初日に朝の練習場でギックリ腰になってしまった。その後は治療に専念し、今シーズンはゴルフ自体の数も減らしているとのこと。試合に出られないだけでなく、ゴルフさえできない悶々とした日々が続いたが悪いことばかりではなかった。ゴルフができない時間を利用して、パッティングをどうするべきか試行錯誤することができた。その結果、今シーズンから長尺パターを使い始めたのだ。長尺パターを長年使い続けている小泉洋人から10本ほどの長尺パターを借りて、全てを試してみた。そうしたら「これならいけるかも」との感覚を得られた。
「今日はパットがよく入ってくれました。悩んでいたショートパットですが、今は外れてもちゃんと打てているので気持ち悪さはないんです」。長いトンネルに光明がさすこの日のスコアだったと言える。「早く戻りたいですね」とレギュラーツアーへの階段を新たに登り始めた白の今後の活躍に注目したい。
また、そんな白に長尺パターを貸した小泉は白に1ストローク及ばず9アンダーの5位タイ。悔しいと言いながらも戦友の復活を喜んでいるようでもあった。