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東建ホームメイトカップ 2019
平成最後の最終日も「時代は関係ない」。つれないヒロシもV争い
大会は決勝ラウンドに入り、スコアの大きな変動が起きる3日目土曜日の“ムービングサタデー”にボギーなしの67。
前日の通算4アンダーの22位タイから首位と2打差の4位タイまで浮上したが「むしろヘコみますね」。
なぜならもうここ数年、思うようなショットが打てない。
「なんかボールに力が伝わらない。それでリキんで変なところにいく。なかなか上手くなんない」。
前日2日目の17番で、6番アイアンを握った残り206ヤードの2打目は、久々に手ごたえのあるショットが打てたと思ったら、「それ30ヤードもショートしました」と、がっくり。「根本から間違っているかもしれない…」。
16年に転戦した米ツアーで調子を崩して「その時はツマらないと思っていたが、今思えば楽しかった」と再挑戦の希望はあるが、今はまだ遠い道のり。
7年お世話になったメーカーと契約解消。今年はどことも提携しないで戦うこととなり、このオフは様々な道具を試してきて気づいたのは「クラブは何使ってもいい」ってこと。
つまり、納得して打てないのは道具のせいではなく「自分がよくないから」。
肝に銘じて日々真摯に取り組むが「ゴルフに集中できない。インパクトのことばっかり考えちゃう」。
そのために、ゲームが二の次になるのはいただけない。
「みなさん(報道陣)ともスイングの話ばっかり。ほかの話もしたいんですけど…。ほかに話がありません」と開幕早々から、悩み深きヒロシのいつもの禅問答。
今年の国内開幕戦は、平成最後のトーナメントということもあって、それをモチベーションに据える選手も多いが「僕は…ないです。優勝は嬉しいですけど、時代は関係ないので…」と、つれなかった。