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ANAオープンゴルフトーナメント 2019
世界のアオキとの豪華競演で、池田勇太が改めて健闘を決意
プレー後の表彰式会場では、2人で今週のオリジナルピンフラッグに、仲良くサインをしたため大会をアピールだ。
震災の影響で中止となった一昨年から2年ぶりの開催となる今年は青木も昨年覇者の池田と力を合わせて、大会を盛り上げようと懸命だったが…。
この日は午後から本降りの雨に、お互い”古傷”が堪えた。
5年前にシニアの試合で膝を負傷した青木。こんな悪天候時は特にぶり返してきて、ラウンドの最後のほうはもうへとへとだ。
一緒に回った池田もまた先週の開催前に負傷。コースで滑って”スライディング”をした際に派手に地面に突いた手や腕の痛みに加えて、ひねった右足は、ショット時にまだよく踏ん張れない状態といい「今日はプロ2人が足を引きずりながら”どうしようもないね”って。一緒に回ったANAの社長さんにも”だから今日のアマプロは皆さんでよろしくお願いしますね”って。そんな冗談を言いながら、和気藹々と回ってこられた」。
ビッグネーム2人による手負いのアマプロ戦は、36組中28位と成績はふるわなくても、前日のおもてなしはなんとか無事終えられた。
いよいよ大会は12日に本番を迎える。
先週の8日日曜日から翌月曜日にかけて、池田自身もまた災害の影響を受けた。
関東地方を縦断した超大型台風の15号は、池田の地元・千葉でも停電、断水など猛威をふるった。
交通網は混乱し、池田も月曜日の夕方には当地に到着しているはずが「羽田空港まで行く手段もなかなかつかない。飛行機は、4時間以上も遅れて千歳に着いたのも、夜中を回ったころでした」。
昨年の震災からの大会の復活に喜びいさんでくるはずが、自身もまた自然の驚異に脅かされながらの会場入りとなった。
昨今の相次ぐ天候不良はどこで何が起きてもおかしくない状況だが「そんな中でも、自分ができることを、しっかりとやりたい」と、思いはブレない。
前回覇者が、2年越しの連覇で日本中に笑顔を届ける。
※今週の大会オリジナルのピンフラッグは、ギャラリープラザのインフォメーションブースで販売中です!