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関西オープンゴルフ選手権競技 2019

若い力が躍動!

自己ベストの8アンダーで回った小野田
好スコアが続出した最終日。今季の初シード入りを狙う選手も、日曜日のバーディ戦で自己ベストを連発して躍動した。

64で回った小野田享也(おのだたかや)。「今日はセカンドがついて、パットが入った」と、16番では下りの長いバーディパットをねじ込むと、次の17番では残り270ヤードのフェアウェイからクリークで打った2打目を手前4メートルに乗っけて、これも沈めた。

面積が広くうねるグリーンに、「3パットもけっこうした」と悔しがったが、それでも攻める姿勢を貫き自己ベストの11位タイに入った。
チャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」のランク5位の資格で戦う今季。
「(ゴルフ日本シリーズ)JT(カップ)に出られるような選手になるのが目標です」。
日本大学3年時の12年には『中部オープン』で大会史上初となるアマチュア優勝の快挙を達成した逸材。ツアーで限られた選手にしか出られないシーズン最終戦を視野にトップシードの仲間入りを狙う。

QTランク30位の資格で出る、22歳の小木曽喬(おぎそたかし)は8アンダーを出した小野田をさらに上回る、ベストスコアタイの9アンダーをマーク。
予選ラウンドで出遅れたこともあって、順位は21位タイにとどまったが「今日はショットでコックをほどかず、リリースを我慢するよう意識してやったらピンについてくれた」と、手ごたえのある最終日を過ごせた。

福井工業大学附属福井高3年時の2014年に「日本アマ」を制覇。
転向4年目の今季をプロ人生のターニングポイントとしたい。

  • 小木曽が出した9アンダーは、この日のベストスコアタイでもあった

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