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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2019

初日は熱闘甲子園。堀川未来夢も履正社にあやかれ!

歓喜から一夜明けてようやくプレーに集中できそうだ。6月の日本ゴルフツアー選手権で初Vを、メジャーで飾った堀川未来夢。
前日はゴルフどころではなかった。

大会初日はちょうど”熱闘甲子園”。
石川県の星稜と、決勝戦を戦った大阪・履正社には、堀川のキャディの清水重憲さんの長男が野球部に所属。
3年生の最後の夏。
残念ながら、ベンチ入りはかなわかったが恩人の息子さんの高校最後の晴れ舞台に、堀川も気が気でがなかったという。

「清水さんを交えて何度か食事に行ったりもしたので」。
同じアスリートとして、高校生の悩みを聞いてあげたり、懇意にしていただけに、なおさら午後2時のプレーボールとちょうど重なった第1ラウンドは、ゴルフもそっちのけ。

2人でソワソワと結果を気にして、ロープの外をついて歩いてくれた関係者の”速報”に一喜一憂。
ラウンドの終盤に優勝決定の瞬間を聞いた時には、2人でガッツポーズを作ったという。

終始、落ち着かなかった割には、初日のスコアも3アンダーの3位タイと上々の滑り出し。
会場のザ・ノースカントリーゴルフクラブは、堀川にとってはツアーの中でももっとも苦手なコースの部類で、それだけに「集中できなかったのが、逆に良かったのかもしれない」と、球児の息子さんにも感謝の1日だった。

歓喜から、空けて2日目こそ、ゴルフに集中?!
「今日は雨なんでね、今度はそちらに気持ちがいって、それもまたプロにとって良い方向に行けば」と、清水さん。
谷口徹や、女子プロのイ・ボミさんら、過去に錚々たるメンツを賞金王や女王に押し上げた敏腕。
今年6月の初V時も、選手の”操縦法”が際立った。
履正社の甲子園初制覇にあやかりツアー2勝目で、お祝いムードを加速したい。

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