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フジサンケイクラシック 2019

パワーVS個性。キムと虎さんが再び最終日最終組で激突

最終ラウンドを前に、頭二つ抜け出した。通算13アンダーで3位タイグループに、揃って4差をつけたのは韓国系米人のチャン・キムと、韓国の”虎さん”こと崔虎星(チェホソン)。
異次元ゴルフで、首位タイに立った。

土日は”パワー”と”個性”のぶつかり合いだ。今週の平均飛距離でも依然として1位(346.50Y、3R終了時)を走る飛ばし屋・キムVS踊る虎さん。

試合では、初の直接対決。
この日3日目に、虎さんの個性的なそのスイングと愉快なパフォーマンスを初めて間近にしたキムは「なんと表現していいのか…。崔(チェ)さんはとても個性的な選手」と、苦笑いだ。

対する崔(チェ)はこう見えて、今は苦しい腰痛持ち。
「8割の力でしか振れないから飛距離が出るキムさんには余計に差がついてしまいますけど、ガンバリマス」と、けなげな虎さん。

共に、通算12アンダーから出た3日目は序盤、キムが有利にゲームを進めた。
伸び悩む虎さんを、一時は2打差で突き放したが潮目が変わったのは後半だ。
キムのゴルフが乱れた。13番でボギー。
16番で取り返しはしたが、1打差で迎えた最終18番でもまたボギー。
かたや最後はきわどい2.5メートルのパーパットをしのいだ虎さんと、再び並んだ。
最終日は圧倒的パワーと超・個性派が、再び最終組でぶつかることになった。

踊る虎さんのことは、最終日もどうしたって目に入ってしまうと思うが「冷静に自分のプレーをすること。それに徹します」と、キム。
「私プレー、元気です。プレー、明日フェアウェイお願いします」と、日本ツアーでは、なんとか日本語で話をしたいと考える虎さん。懸命のカタコトにも、サービス精神をいっぱいこめて最終日の意気込みを語った。

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