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ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2019

だるまで必勝祈願! 秋吉翔太が連覇をかけて背水の陣

地元の縁起物で、必勝祈願だ! 今年、大会では1番と9番、10番と18番のティマークとして300年の歴史を持つ福島名物「白河だるま」を初採用。
そのうち18番ティのだるまに、昨年覇者が満を持して黒目を入れた。
願いを込めて、「連覇したい」と秋吉翔太。
準備は整った。

ツアー2勝と大躍進した昨年に引き続いて今年も「トップ10まで坊主」のノルマを自らに課して、国内転戦を始めたが今季は中日クラウンズの11位がやっと。
「どこを向いているのか分からない状態で、ずっと調子が悪かった」。

ノルマ以上に、自身に余分に課してしまった重圧からやっと解き放たれたのが3週前だ。
「日本ゴルフツアー選手権」の最終日は「ドライバーで飛ばす、アイアンは寄せる、パターは入れる。おおざっぱというか、単純なことをやっていたら、いい雰囲気が出てきた」。1日7アンダーを記録して、ぐっと弾みがついた。
「持ち味のショット力が戻って、自分が打ちたい球を打てるようになってきた」。確かな手ごたえに、今週は大会直前に必ず頭に当てる6ミリカットのバリカンも入れないで来た。

伸びかけた髪が、キャップのすそから若干はみだし気味だが、今週はあえて「"生やし中"です。理由はこの試合で(坊主は)終わると思っているので。トップ10というか、連覇を目指すつもりで。そのくらいの意気込みで、今週は"坊主回避"ができると思っています」。

早く髪を伸ばしておしゃれに染めて、本来のサンバイザー姿に戻したいのに、今だ思うがままにならない今年。
「ここでもし、またダメだったら今年は冬まで坊主かな、と」。
背水の陣で挑む覚悟だ。

一昨年には初シード入りを果たし、昨年はツアー2勝目。
まさに人生の節目にある大会が、この「ダンロップ・スリクソン福島オープン」だ。
主催のスリクソン契約プロでもある。
この日26日は、スポンサーや関係者らと県産の食材を使った美味しいご飯で、食の安全をアピールする楽しい晩餐「ふくしまのゆうべ」で、馬肉を使った特別メニューの「桜鍋」を勝負メシとしてふるまって頂き、まさに万馬力!
連覇を期して、主催者から数々のおぜん立てにも気合が入る。
「思い入れのある試合。看板選手として、頑張ります!」。
2年連続で恩人らを喜ばす。

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