Tournament article
ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント 2021
日本一曲げないホストプロがZOZOで学んできたこと
大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)から、所属選手のオファーを受けたのは、ちょうど1年前の今頃。
コロナ禍で開いてくださったエキシビション大会「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント」を契機に、契約を発表した。
それが初のホスト試合になったがレギュラーツアーとしては、今週が記念すべき初戦。
ユニークな大会タイトルどおりにガツーン、と狙っていきたいところだが、男子ゴルフは残り6戦。
「ここから気温も下がるし、体力も使う。全部、エンジン全開で行くというのはかなり厳しい。平常運行で臨みたい」。
日本一曲げないホストプロは慎重だ。
先週の「ZOZOチャンピオンシップ」では、松山の快挙に「最後クリークでのセカンドショットがあんなにビタっと止まるのはすごい」と目をむく一方、「上ばかり見ると空回りしそう。自分の中身を大切に、目の前の1打に集中すればスコアにつながる」。
どんなに大舞台も飲み込まれず、マイペースを貫けるのがこの選手の最大の強み。
予選ラウンドでは、松山とV争いを繰り広げたトリンゲールと回り「彼も飛ぶんですけど、攻略もしっかりしていて、パターもチャンスにつけたのは大体入れていた。いい勉強をさせてもらった」と、海外勢から自分に合う情報を取捨選択。
米ツアーのセッティングに加えて、2日目の雨や風など難条件に苦しみながらも「攻め方とか、コースマネジメントの仕方とか。他の選手を見て学び、取り入れて実践した」と、通算1オーバーの35位タイで回り切った。
「無理してバーディを獲りに行くというよりかはチャンスにつけて初めて獲りに行く。中身を重点的に、1打1打をマネジメントしていくことが大事と学んだ」と大舞台で自分の持ち味に、いっそう磨きをかけてきた。
「今週もがっつかず、自分のベストなゴルフが4日間出来ればおのずと優勝争いに絡める。自分の中身を大事にしたい」と、大事なホスト試合でもぶれない。