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ダンロップフェニックストーナメント 2021

市原弘大が、第二の故郷で「嬉しい悩み」

第二の故郷でますます笑顔が深まります



スマイリーフェイスのスマイルが止まらない。

歴代覇者の市原弘大(いちはら・こうだい)が、ボギーなしの8バーディで回った。

 

1日よくパターが入ってくれた」と、3番で7メートルを沈めて最初のバーディを奪うと、5番で今度は10メートルが決まった。

3連続バーディで加速をつけるなど、20歳の頃から握る長尺パターが冴えた。

 

加えて「このコースは、曲げて林に入れるとワンペナを払わないといけない。池がらみのホールもありショットが良くないと、スコアが作れない」と、自負するショットがキレキレ。

 

9番で、2打目をカップインイーグルするなど、5打差から神がかりな大逆転優勝を飾った2018年も、最終日のスコアは「63」だった。

 

コロナ禍が始まった昨オフはやむなく中止されたが今オフは、ここフェニックスカントリークラブで行う恒例の宮崎合宿が再開。

 

”主催者”の谷口徹から招集を受けて「今年は開催してくださったので」と、感謝。

「谷口さんがやろうと言われなければ、僕らはなかなか回れないので…」と、今年は2度参加。

「よくラウンドさせていただくので、宮崎は僕の中では第二のホーム感がある」。

この日の「医療従事者感謝day」に着込んだ青を基調とした「ピーマス」のウェアも、宮崎ブランド。

 

「ここに来るとほっとします。年々、そういう相性の良さも出てきているのかな、というのはある」と、効果を上げる。

 

「地鶏や、宮崎牛も美味しいですし、うなぎとかも獲れる。美味しいものだらけで毎晩、どうしようかと。嬉しい悩みを抱えています」。

 

出場権がない時代に転戦したアジアンツアーでついたあだ名が「スマイリーフェイス」。

いつもニコニコ、トレードマークの笑顔が初日の好発進でますます深まった。

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