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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021

初出場の古川雄大が「実力以上」の67。3位タイ

©JGTOimages
お馴染みのシード選手にまぎれて、23歳の新人が名前を載せた。
昨年、デビューしたばかりの古川雄大(ふるかわ・ゆうき)が、初の宍戸で「67」。

練習ラウンド時は「こんなに難しいコース。パープレーでまわれたら100点だと」。
それが、序盤の2番で「ショットも、セカンドも、パットも完璧に打てた」と、自画自賛のイーグルを契機に3バーディと、ボギーはひとつで回り切り、「自分でもびっくりです。実力以上のものが出せた」。

ピン型から今週は、センターシャフトのパターに持ち替え奏功。
「練習でも手応えがよくて、2番で4メートルのイーグルが獲れたのでこれはいける、と。パターで余裕がある分、無理なくマネジメントができた」と、さっそく難コースを攻略した。

シングルハンディのお父さんの影響で11歳からゴルフを始め、「九州アマ」は、強豪の比嘉一貴(ひが・かずき)を抑えた福岡第一高校3年時の2015年と、東海大九州3年時の2018年の2度制覇。

同4年の19年にQTに挑戦し、サードまで勝ち上がってプロ宣言。ファイナルに進出し、今年は出場優先順位64位で、20-21シーズンを戦う。

名前の「雄大」を「ゆうき」と読む由来を以前、お父さんに聞いたら「これで”ゆうき”と読めるからいいんだ」と、分かったような分からないような。

昔は、試合の表彰式なんかではたいてい「ゆうだい」と間違って呼ばれ、仲良しの友達がいつも背中でざわついていた。
でも、子ども時代は言い直す勇気もなく、「はいっ」と元気に返事をしていたけど、「プロになったらちゃんと”ゆうき”と呼ばれるように。成績で頑張っていきたいです」。

長所は1Wを思い切りよく飛ばすこと。
目標は「ギャラリーと一緒になってゴルフを楽しみ、盛り上げられる選手」という。
今シーズン初の有観客試合は、23歳にもアピールする大チャンスだ。

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