激しい伸ばし合いの中でベテランがしぶとく、そして粘り強くスコアを伸ばした。海老根文博が６バーディ、１ボギーの５アンダー67でラウンド。通算11アンダーで首位とは１打差の２位タイにつけた。
「必死でやっただけなんですけどね。まあ、毎回必死なんですけど。でも、そうやっている結果というか、今日は少しそれがスコアにつながってくれたという感じなのかな」。
今年47歳を迎える海老根だが、シーズン中に要所要所で優勝争いに絡んでくる。もちろんコースとの相性的なこともあるだろうが、気がつけば上位に名前がある印象がある。そこには何かベテランならではの秘訣があるのかと聞くと、やっていることは毎年同じで変わっていないと言う。ただ、“結果オーライ”の気持ちでプレーしているとのこと。もちろんそれははじめから諦めているということではなく、流れに身を任せてどんな結果も受け入れているということ。良い流れを作るために必死でプレーをする。単純だがそれをやり続けていることが、今日のようなスコアに結びついているのかもしれない。
明日の最終日も伸ばし合いになることは間違いない。その中で海老根がどのような結果オーライゴルフを展開してくれるのか楽しみだ。

• 海老根 文博