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長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2022

後輩ナインに届け。岩田寛が母校・仙台育英に贈る大会2勝目

後輩ナインの必勝を願う岩田寛が、無失点の大会2勝目を飾った。
最終日は1差の単独首位から出て、ただの一度も逆転も許さず、最後は2差で逃げ切った。


前半、ピンを刺すショットで大学後輩の金谷拓実(かなや・たくみ)を突き放すと中盤、フロントナインで「30」を記録し、猛然と迫った大槻智春(おおつき・ともはる)の度重なる追撃もかわした。


9番パー5で、大槻がウッドの2打目をピンそばにつけたが岩田が先に約4メートルの難解なバーディパットを沈めて牽制。
大槻は絶好のイーグルチャンスを逃した。


後半、3差で入った13番ではバーディ、ボギーでついに1打差。
だが、続く14番で大槻智春が3打目のアプローチでだるま落としのようになり、4オン2パット。
ダブルボギーでまたすぐ3差に開いた。


終盤は15番のバーディで、金谷がガッツポーズを作って再び2打差に。
17番で2打目がピンサイドの右ラフに入って窮地を迎えたが、きわどいパーパットをしのいだ。

2打差で入った最終ホールのパー5はアイアンで2オン成功。ウィニングパットをバーディで締めくくった。


「一緒に回った2人が本当にひつこくて…。表には出さなかったけど動じてました。ほっとしました」と、大量の水シャワーを全身で受け止めた。


翌22日に母校の仙台育英が、甲子園で東北勢初の夏制覇をかけて、決勝大会に臨む。
単独首位に立った前日3日目に「一緒に優勝したい」と話し、自身の励みとしていた。

一足お先に吉報を届けることができた。
「僕の優勝の記事を育英の子たちが見てくれて、優勝してくれることを願っています」。
シャイなヒロシが後輩ナインに、精一杯のエールを贈った。


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