トリッキーなコースで、稲森佑貴(いなもり・ゆうき)が独壇場だ。
連日の大雨で、止まりやすいグリーンに「自分が思っているより1ヤードくらい強めに打って、それで丁度いいか、まだそれでもショートかというくらい。セカンドショットも突っ込める。残り2日で20アンダー以上は出ると思う」と計算し、手堅く、アグレッシブに。
「中日クラウンズ」と、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」に続く今季3勝目をにらむ。
小野東洋に住む、レジェンドプロの存在も励みだ。
2013年の全米プロシニア制覇のコースヘッドプロ、井戸木鴻樹(いどき・こうき)は稲森以前の“曲げない男”。
2003年の2年連続に続いて、2007年まで3年続けたフェアウェイキープ1位で、2005年に記録した70.32%台は、2016年に稲森に抜かれるまで長くレギュラーツアーの大記録であった。
「僕なんか、井戸木さんには足下にも及ばない、と思っています」とあがめるまさに“神”。
今週は、右腕の肉離れで残念ながら10年ぶりのレギュラー出場は実現しなかったが、開幕前日の水曜日に来場していた井戸木と少し談笑する機会があった。
年末のシニアと女子と男子の対抗戦「日立3ツアーズ」など、今までもたびたび話す機会があったがその際にいつも言われるのは「(フェアウェイキープ)80%を目指せ」ということ。
7年連続1位がかかる今年は現在77、847%と、すでに驚異的だが「80%はやっぱりとてつもない数字」。
ため息を漏らしながらも「井戸木さんのおっしゃる通り、頑張ってみようとは思っています」。
今週末もまっすぐにひた走る。
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