従来のアウトとインをそっくりそのまま入れ替えたホール立ての違和感は、さほど感じていない。
ただ例年以上に深いラフと、グリーンの硬さで難しさはこれまで以上。
「きょうはたまたま打てるところにありましたけど、ティショットはラフに行っちゃうと・・・」。
今日一番の窮地は、今まではパー5の6番から、長いパー4に変わった497ヤードの15番。
ティショットを林に入れ、2打目も「わけわかんないとこまで飛んだ」と、辛くも30ヤードのアプローチを50センチにくっつけ、しのぐことができたが、「簡単にバーディが獲れなくなった。悲しいですね」と、それがこの夏、岩田が「悲しかったこと2選」の一つ目。
もうひとつは、先週の23日水曜日だ。
夏の連覇をかけて、慶応との決勝戦に臨んだ母校・仙台育英野球部は、ちょうど「Sansan KBCオーガスタ」のプロアマ戦表彰式が終わった頃に、急いで速報を見ると、すでに8点取られていて「悲しくなった。育英ロス・・・」。
愛する母校の敗戦は辛かったが、悲しみを乗り越えて、翌週の好発進だ。
怪物コースはますます、手強さを増すが「僕も変わっていってます。一緒に成長してってます」。
2014年大会での初勝利を皮切りに、通算5勝のうち3勝が40歳になってから。
大会2勝目で、円熟味を加速する。