丸山茂樹の長男で、昨年の今大会でデビュー戦を飾ったショーンこと奬王(しょうおう)とは同い年。
小学3年時に参加した丸山主宰のジュニアファウンデーションで知り合い、今年2月の米ツアー参戦時もラウンドしたり、一緒にごはんを食べたりした仲という。
丸山親子を相手に見せた表情は、リラックスそのもの。
今週も、疲れも見せずに6週連続での最終日最終組へ。
中島啓太(なかじま・けいた)が記録にも、記憶にも残る偉業に挑む。
5週目となった先週の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」は、谷原と長野のプレーオフに残れず、5週のうち”ワースト”の3位に終わった。
3週目にプロ初Vを飾った「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」に次ぐ2勝目をかけて挑むのは、ミスターこと長嶋茂雄・終身名誉監督が冠をつとめる本大会。
大の巨人ファンだ。
先週、23歳になったばかりの中島は「テレビ中継で、看板とフェンスの間から見えたのを拝見したくらい」と、記憶にあるのは東京ドームの貴賓室で観覧する姿くらい。
ミスターの偉大な功績を、ライブでは見れていないが、「すごい人というのは知っています。記憶に残る選手だと思いますので、僕も記憶に残れるような選手になりたいです」と、6週目も気持ちがたかぶる。
来月には「全英オープン(7月20ー23日、ロイヤルリバプール)」が控える。
まだアマだった昨年の本大会時は、「全英オープン」帰りの出場を予定していたが、扁桃腺炎のためにやむなく欠場。
今年が初出場だが、「昨年、練習ラウンドはしているのでコースは知っています。洋芝は好きなので、アイアンの距離は出しやすい。フェアウェイでも、順目逆目で結構変わってくるし、風が吹くと思うのでしっかり風対策したい。グリーンも大きいので、パーオンしていきながらリズムがつかめれば」と、不安はない。
同い年の平田憲聖(ひらた・けんせい)とのプレーオフに敗れて2位だった5月の「ミズノオープン」から始めて6連戦目。
激動の6週間も、今週でいったんお休みだ。
「しっかり出し切って、終わろうと思います」。
ミスターに、記憶にも記録にも残る偉業を届ける。