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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2023

1位=中島も、2位=金谷も、3位=蝉川も、優勝しか見えない(賞金レースのゆくえ)

中島、金谷、蟬川。来季のプロフィール写真ができあがりました


初の戴冠へ。中島啓太(なかじま・けいた)は、勝てば間違いなく決定できる。


先週のダンロップフェニックスで、上がり連続バーディを決めて2位に食い込みガッツポーズを握った。


「試合を終えて、思っていた」。

先週までアマで出ていた杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)の分のV賞金も加えて3000万円を上乗せし、2位の金谷とは4033万7180円差。

今週のV賞金は4000万円。

「いろんな条件があると思いますが、一番は優勝して決めること」。
話は早い。


それも「金谷選手は最後まで絶対に怖い選手」と、知り尽くしているからこそ。

「ここから2連勝されるかもしれないし、実際にこの試合も優勝争いされていますし、何をしてくるかわからない選手。この試合はまず自分が勝つこと」と、何度でも言い聞かす。

「残り2試合なので出しきって終わりたい」。
勝てばジャンボ尾崎(1994年、1996年)、伊澤利光(2001年)、松山英樹(2013年)、池田勇太(2016年)に続く史上5人目の2億円越え。
思い描くのは圧倒的強さだ。


賞金2位で追う金谷拓実(かなや・たくみ)は今週、なんとしても中島を上回らなければチャンスはない。
「もう勝つだけなので。それだけ」。
静かに繰り返した。


賞金3位の蝉川泰果(せみかわ・たいが)は先週、中島と並んで2位に入ってかろうじて、首をつないだ。

本大会での条件は最低でも単独3位以上。

「なかなか、先週でも差は詰められなかったので、今週、来週と優勝を重ねるくらいじゃないと無理。優勝を狙うしかない」と、こちらも必勝態勢だ。


昨年、史上初のアマVを達成してすぐプロの道を選んだ。

「自分を応援してくださる方がこの1年で増えたと思うので。そういう人たちの前で蝉川、すごいなと言ってもらえるような結果を、残り2試合で出したい。後悔しないように。今年1年の締めをしっかりと楽しんで、笑って終われたら」。
三者三様、譲らない。


<きょうの中継スケジュール>
■テレビ高知
11月23日(木) 15:49ー16:19(LIVE・高知ローカル)

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