10月の「ZOZOチャンピオンシップ」のコリン・モリカワの、圧倒的強さをイメージしている。
それを今大会で、1日前倒ししたのは、本大会での初戴冠を祈願してのこと。
「今週は、今日が自分の中では勝負の日。きょう伸ばせないと、優勝のチャンスはない。明日よりも、大事な日」。
今週初日は、48位と出遅れ青ざめた。
予選落ちをすれば、金谷に大チャンスを献上してしまう。
決勝進出がかかったきのう2日目は、「きつかった。しんどかった」と、強風下でハラハラしながら、1アンダーの「71」で耐え、26位で突破したこの日決勝の第1日は、「同じ組の上井(かみい)さんと楽しく喋りながら、のびのびと回れた」と、狙った通りに大きくスコアを動かした。
裏街道のインから出て、10番で3メートルのチャンスを沈めてバーディ発進し、106ヤードの2打目を60度で1.5メートルにつけた後半の4番や、6番では142ヤードから52度を使って50センチ。
随所でべたべたピンにつけ、6バーディ、1ボギーの「67」で5つ伸ばして、通算8アンダーは、5人が並ぶ首位に2打差の8位タイに浮上。
大混戦の“コーリーダー”には金谷の名前もしっかり混じるが、「金谷さんが上位でプレーをされることは、分かっている」と開幕前から繰り返していたとおりに動揺しない。
「金谷さんも、優勝しかみていない。僕も、諦めたくない。どこまで食い下がっていけるか。僕も金谷さんを見るというよりは、優勝を目指してプレーします」。
日曜日の勝負服は、黒だそうだ。