フィリピンの45歳が負けじとボギーなしの8バーディを記録した。
ジュビック・パグンサンが通算13アンダーまで伸ばして、堀川と並ぶ首位浮上。
「ソー・メニー・ヤング」がひしめくリーダーボードで久しぶりに存在感を示した。
今年5月の「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」で通算2勝目を飾ったあと、夏場に4戦続けて予選敗退するなど、しばらく低迷したのはトレーニング過多によるケガが原因だった。
「だって、リキ(河本)もタイガ(蝉川&長野)もべリベリー飛ぶ。このままでは若い子にどんどん置いて行かれるんじゃないか…」。
以前は趣味のバスケットボールが筋トレ替わりだったそうだが、それが原因で足を痛めてからは、それもしばらくご無沙汰していた。
「去年あたりから、2、30ヤードは離されるようになってきて…」と焦燥感から、試合中もツアー帯同のフィットネスカー「プレジャー」に居座り、週3回の鍛錬を実行。
主に下半身強化の有酸素運動を取り入れたところ、最初ちょっぴり張り切りすぎたと左腰痛を発症したが、秋以降はそこも徐々に回復。
トレーニングも休まず続け、「前より20ヤードくらいは飛んでいる」と、飛距離アップはまさに怪我の功名だ。
「去年まで200ヤード以上も距離が残っていた」という最後18番パー5の2打目も、この日は190ヤードから、5アイアンでみごと2オン成功。
楽々バーディ締めで首位ターンを決め、「チャンスがあればつかみたい。自信はあります」。
若々しく今季2勝目をつかみに行く。