スタートの1番は3日目のドラコン大会で、幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)に、わずか2.2ヤード及ばず、2位に敗れた因縁ホールだ。
前日は、1人2球のトライで348.6ヤードにとどまったが「きょうが一番飛んでる。370ヤードくらいは行った」と、エッジまでわずか44ヤードの2打目をくっつけバーディ発進。
次の2番は、4アイアンでピン18ヤードに乗っけたイーグルトライも決まった。
「1、2番の感じで優勝のチャンスがある、と思っていた」と、通算10アンダーで入った終盤16番のパー3のダブルボギーも“リキ劇場”。
ティショットを落とした恐怖の左がけ下は「今まで落としたこともないし、落とす気もない。練習はいいだろう、落としたらしょうがない」と、未知の世界で2打も3打も上げられず、やっと這い上がった4打目は今度バンカーへ。
悲壮な顔で5打目を打ったが、これがなんとカップイン」。
「完璧に打てました」と、苦笑しながら「1打目、2打目…」と、指折り数えて打数を確認する昨年覇者の姿が、笑顔を誘った。
連覇は逃したが、今季5度目のトップ10には手ごたえ。
「すごい自信になりましたし、来週からも楽しみ」。
来年こそ本戦とドラコンのW優勝でまた三好を沸かそう。