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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2023

曲げない男が「悩んでいた」と涙。稲森佑貴がプレーオフVで今季初V、通算5勝目

日本一曲げない男が、宋永漢(ソン・ヨンハン)とのプレーオフを制して今季初V、ツアーは通算5勝目を達成した。


最終日を通算11アンダー2打差の3位タイから出た稲森佑貴(いなもり・ゆうき)は、前半8番の3連続を含む4つのバーディで追い上げ。

後半最初の10番バーディで、今平とヨンハンの接戦に加わると、14番のバーディで、単独首位に抜け出した。



4日通算フェアウェイキープ1位を守り続けた曲げないぶりは相変わらず。

たとえ距離が残っても、確実にグリーンを捕らえ、長いパットを決め続けたが、本戦の最後18番はフェアウェイから2打目を右奥のラフに打ち込み、痛恨のきょう初ボギー。


ヨンハンに並ばれ、臨んだプレーオフではヨンハンが第1打をバンカー、稲森は2打目をグリーン右のバンカーに打ち込んだ。

3打目勝負で1メートル弱に寄せ、「さっきボギーの反省を活かして入れきりました」と、パーパットを決めきった。


今季2勝目で、昨年5月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」に続く通算5勝目に到達した。

V後のインタビューで、「今年は夏場くらいから、スイングでいろいろ悩んでいたんですけど・・・」と打ち明けて、ふいに涙。

「全然うまくいかなくて悩んでいた。きょうは、最後まで諦めないようにやりきりました」と、声を震わせ、「新しく主催者をお迎えした第1回で優勝できてとても嬉しいです」と、思いをこめた。



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