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Shinhan Donghae Open 2024

平田憲聖が1日10アンダーで2週連続Vチャンス。後輩・下家が刺激に

平田憲聖(ひらた・けんせい)が、7打差の22位から出て10バーディ、ボギーなしの「62」をマーク。

先週の「フジサンケイクラシック」に続く2週連続Vに向け、3日目の土曜日に大きくスコアを動かした。



急上昇の契機は、「けっこう、全部うまくいって、どれもショットでチャンスを作れた」という出だしの5連続バーディだった。


1.5メートルにつけたスタートの1番を皮切りに、「行きたいところまで行きたい」と、5番までいずれも3メートル前後のチャンスを逃さず、逆に1.5メートルを外した9番では「流れが悪くなりそう」とよぎっても、6アンダーで入った後半も勢いはとどまらず、14番に続いて最後18番も連続バーディ締め。

池がらみのパー5で、追い風に変わった2打目の好機も見逃さず、攻めてグリーン左のカラーまで運ぶと、池に向かって打つ第3打のアプローチも絶妙な寄せ。

2差の通算16アンダーで、同学年の鈴木晃祐(すずき・こうすけ)と並ぶトップで最終日を迎える。


前日6日に、ABEMAツアー「PGM Challenge」で、大学後輩の下家秀琉(しもけ・すぐる)が、最多アンダー記録タイの1日11アンダーで飾ったプロ初Vにも刺激を受けた。


「すごいスコアで優勝していて。僕も負けないように」と、有言実行の1日10アンダー。

2022年の今平周吾(いまひら・しゅうご、アジアパシフィックダイヤモンドカップ⇒ゴルフパートナー PRO-AM)に次ぐ史上27人目の2週連続Vチャンスを作ったが、「こういう良いスコアを出した次の日のゴルフってすごく難しい。今シーズン何回もプレーして実感しています」と、クールに現実を見る。


「明日はそう上手くはいかない」と、自分をいさめ、「やることは変わらない。しっかり目の前の一打に集中して、というのを目標に頑張りたいと思います」。

後輩にも負けない偉業を静かに見据えている。


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