6番では250ヤードからスプーンで7メートルに乗せたイーグルパットも決まった。
この日はパットが好調で14、15番では立て続けにきわどいパーパットもしのげた。
今季から正式に指導を受ける目澤コーチと構築してきたスイングも好調で、最後18番も、ドライバーがフェアウェイ真ん中。
9番アイアンで、2メートル半のチャンスを作ってバーディで締めくくり、クラブハウスリーダーとしてその足でABEMAの中継ブースに飛び込んだ。
「朝もハーフターンも食べました」と、サトウの切り餅パワーで、好発進した。
「このあとまた食べてから練習に行きます」と、食べ盛り伸び盛りの21歳だ。
地元愛知のルネサンス豊田高校3年の2020年にプロ転向し、22年度のABEMAツアー賞金17位で参戦した昨季、「日本オープン」で自己最高の3位になるなど賞金54位で、初シードに入った。
初年度の今季は、出場7試合ですべて予選を突破。
「ミズノオープン」では6位で初トップ10を記録するなど、安定したプレーが続いている。
クラブ契約をフリーにした今年は2本目の出会いで即決して今も継続。
新しく持ち替えた1Wの好相性が続いており、初Vへの準備が着々と進む。
先週の韓国開催「ハナ銀行インビテーショナル」では、同じ愛知出身のご縁で「仲良くしてもらっている」という先輩、小木曽喬(おぎそ・たかし)がプロ10年目の初優勝を飾り、金子も水シャワーの輪に加わった。
「僕もすごい嬉しかった」と、大いに励みに戻ったが、韓国ツアーのシード権を獲得した小木曽はきゅうきょ、そのまま居残り「韓国オープン」に出場。
「小木曽さんに水をかけてもらえないのは残念」。
好発進に弾みをつけて、このまま先輩の快挙に続く構えだ。