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東海クラシック 1999

「要とのラウンドは、プライベートのときと変わらなかったよ」片山晋呉

一緒にラウンドした横尾要とは、日大時代に同期で競った仲。この日、片山は71、横尾は72でまわり、通算では2打差をつけて最終日を迎える。この2人、つい最近もプライベートでともにラウンドしたそうで、片山は「そのときも、スコアでは勝ったんだよ」とちょっぴり得意そうに言った。

「きょうは(1アンダーでスコアを伸ばせず)自分には流れはなかったですね。まあ、4日のうちこういう日もある、という感じですか。アンダーパーで終われたことはヨシとしましょう。

 きょうはピン位置がすごく難しかったので、仕方ない。難しいラインについちゃったりして、なかなかうまくスタートして、「そんなにいいスコアはでないな」と思って行ったんで、こんなもんでしょう。パット自体は、思ったラインにストロークが出ているし、きちっと打ててるから不安はないんですが、ちょっとバタついたかな。 とにかく今週は、自分のなかで抱いている課題にむかってやってるんで、それをひとつひとつこなしていければいいかな、と。ただ勝つだけでなく、その課題がプレッシャーのかかる場面でも実行できたら、それがこの先の身になって生かされるでしょう。いい明日(最終日)になるんじゃないか、と。

 要とのラウンドはいつものプライベートラウンドみたいな会話をしながらやっていたから、とても楽しかったですよ。

 大学生のときから、30歳になったら、世界を意識したゴルフをしたい、と思っていたんです。あと3年。今年は、2勝目をあげて、目標のメジャー出場(全英オープン)を果して、そこで予選通過をして、なんとなく現実的になってきたっていう思いがある。米ツアーに出たいとかいう思いもあるけど、あと世界ランキング、あれを意識したゴルフをしたいなって…。自分の置いた目標を、1歩1歩確実にこなして、階段をあがりたい。それがボクのやりかただしね。

 明日は、シンク選手と同じ組。相手はうまいですからね。日本には『こんな選手もいたんだ』と印象づけるゴルフをしたいと思います。  

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