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住友VISA太平洋マスターズ 1999

3日目のセルジオ・ガルシア

「きょうも過去2日間と同様、思うような結果が出せていません」と、ガルシアは首を振った。

 前半の17番、192ヤードのパー3では7番アイアンであわやエースのスーパーショットを披露してバーディ。続く18番パー5は、「完璧なショット」でピンまで7メートルに2オンし、これを沈めてイーグルを奪うなど、見せ場を作ったが、後は波に乗れず。

 4ボギーを打ち、通算1オーバー、45位タイに後退した。

「ショットもパットもそんな悪いとは思わないが、結果に出てこない。いい結果が出るまで、待つしかないね」とため息をついた。

 しかし、そんなイライラのたまるラウンド中でも、後半の3番ホールで打球事故に遭ったギャラリーの安否が確認できるまで、ずっとそばにつきそう優しい面も見せた。

 打球事故は同組の片山晋呉の第2打が、観戦中の観客の額に当たったもので、それほど大事には至らなかったが、「ケガをされた方のことがすごく心配だ」と、プレー後も心配を寄せていた。

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