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ファンケル沖縄オープン 1999
丸山茂樹が、ごぼう抜きで7位タイに浮上
2日目はカットラインギリギリの通算イーブン、5位で予選を通過。
「昨日はプレー中に『1オーバーでも、予選通過できる』って思いこんでいたんだ。だから最後の18番で、3メートルのバーディパットを沈めていなかったら危なかったんだよ。ラッキーだった。オレって、なんてついてる男やの」と丸山はおどけた。
現在賞金ランク3位。最終戦のこの大会には、「なんとか予選通過をして、賞金ランクを3位以内にキープしたいとファイトを燃やして」臨んだ。
しかし、初日と2日目は、芝目が強く読みづらい高麗グリーンに悩まされ、パットが不調。「こっちからあっちから、こう…必死になってラインを読んで、思ったとおり完璧に打てているのに、信じられない切れ方をして入らない。ラインに乗ってるのに、入る気がしない。『一生懸命やって、なんでこんなに入らないの?』って、もうフラストレーションたまっちゃって」。
一生懸命読んだ甲斐のなかった予選ラウンドのパットを反省し、3日目は気持ちを切り替えた。
「第1印象で見たとおりのイメージで打つようにして、スパっと決めて、パッとアドレスして、ポンっと打ったら、入りまくっちゃった」
出だしの10番から、「サバサバとしたパット」を武器に4連続バーディ。リーダーボードをかけあがり、通算7アンダー、7位タイまで浮上してきた。
賞金ランク4位の伊沢との差は、約200万円差。その伊沢の3日目の成績は、33位。
『3位』の座を確保するために、あと1日。丸山は今季の最終戦、最終日を「最後まで一生懸命やらなくちゃいけない」と気をひきしめて迎える。