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中日クラウンズ 1999
専修大学4年生の近藤智弘ベストアマチュア賞を獲得
「毎日イーブンパーを目指してプレーしました」とは言うが、近藤は3日目、その日のベストスコア賞とさらに1976年、森道応が出した65の、アマチュアコースレコード記録に並ぶ健闘も見せた。
先週の悔しさは、地元開催の今大会でたっぷりと果した。
先週のキリンオープン。
開催前に、キャディバッグごと車を盗まれ、急きょ変わりのクラブでたたかったものの、予選落ち。
「ツアーは4日間、まわらなければ意味がない。クラウンズではとりあえず、予選通過が目標でした。通ってしまったらもう、ベストアマはわけないと思ってましたから」。
最終日は3バーディ、3ボギーでまわって通算イーブン。昨年の今大会成績36位をはるかに上回る堂々の8位タイで、充実の4日間を終えた。
大学卒業後は、「もちろんプロになってツアーに出ることしか頭にない」という。「そのために今自分に足りないのは、パットの技術。プロの試合に出てつづく感じることは、プロのパットのうまさ。パットを磨かないとツアーでは活躍できないと身にしみます。
それと、4日間戦う体力も必要だし…」。プロ入りに向けて、課題を模索中。楽しみな若者が出てきた。
近藤智弘プロフィール
1977年6月17日、愛知県東海市生まれ。身長168センチ、体重58キロ。 東京学館浦安高校2年生で日本ジュニアに優勝。
大学進学後は97年の日本アママッチプレー、98年、日本学生で優勝した。アジア大会個人、団体ともに金メダル獲得。