Tournament article

タマノイ酢よみうりオープン 2000

水巻善典が、98年に優勝したJCB仙台クラシック以来の単独首位に立った

朝から降り続いた激しい雨。ときおり、ガスも立ちこめ見通しも悪い条件の中、「雨の日は、どうしてもリズムが速くなりがちなので、その点に注意して」3バーディ、1 ボギー。コツコツと地道にスコアを伸ばして通算12アンダーで前日の首位をキープ。 2年ぶりのツアー7勝目にむけ視界は良好だ

「今日は10番で5メートルのパーパットを沈められたのが大きいですね。できれば、 16番、18番も取りたかったけど、欲を言えばキリがない。今日はそつなくゴルフができたという感じです。今日はこんな天気でスコアが伸びないのはわかっていたから、急がないでコツコツとやりました。
思ったより気温が低くて寒かったし、雨でドライバーも飛ばないし。いっぱいいっぱいのクラブじゃなくて、ひとつ大きめのクラブを持って、めいっぱい振らないようにしましたね。でも、逆に大きめのクラブを持ちすぎて…たとえば11番の(第2打)ダウンヒルのショットで7番アイアンと、少し大きすぎるのを持って、「これは大きいかな」と弱めに打って調整しようとしたら、ミスをしたりというのはありましたけれどもね。あれだけがミスです。

ラインがわかるパッティングは、今年はかなり入ってますね。開幕戦の東建のインコースからスタートして12番のグリーン上でいきなり、クロスハンドに変えたんですけどもね。ラインが読めればほとんど入るんです。はずすことがほとんどなくなりました。以前は、パッティングが不安で、僕の唯一の欠点だったんですけど、1、2 メートルのパットをはずす欠点がなくなりました。その分、スコアが悪くなるほうにはいかないんですね。イップスとまではいきませんが、いいスコアが出ないときは、自分でショートパットが怖くなってくるんですよ。その東建の10番出て、11番でお先にやるようなパットが左の淵からペロっと入ったんですよ。そのとき、自分の手が筋肉が固くなったのがわかったんで、そのときから逆ハンドにして、ここ1ヶ月くらいは慣れてきて、不安がなくなっていい感じでいってます。
明日は自分でスコアを伸ばして60台で回れれば優勝はできると思いますが。2位と2打差あるけれど、OBですぐ消えてしまうので、極力取れるところは取っていきたいですよね。最終ホールのティグラウンドで5打差くらいいければいんじゃないですか(笑)って、5打もあれば誰でも優勝できますよね。まあ、そのくらいの気持ちでやれれば…(笑)。明日も天気が悪そうなんで、今日のうちにもっとバーディが取れればよかったんですけど。18番も奥1メートル半くらいのはずしているんで、そのへん取れていれば明日楽に勝てたんでしょうけど。まあ、優勝するということはそう簡単にはいかないんでね。昔はもっと簡単に勝ちたい、ぶっちぎって勝ちたいって思ったものですけども、まあ、結局最終ホールまでは自分で緊張しながらやるのはしょうがないと思うんで、まあ、楽しくはないでしょうけど、最後まで優勝争いをやれる状態でプレーをしたいですね。

    関連記事