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ダイドードリンコ静岡オープン 2000
今季64位と、ギリギリながら賞金シードに返り咲き。室田淳が通算9アンダーで単独首位で決勝進出
しかし、冷静にアプローチで2メートルに寄せて、微妙な距離のパーパットを危なげなく沈め、「以前は、ああいう距離を残すと、『入れなくちゃ』と入れこんでいたけど、今はスッと気軽に打てるんです」と、笑顔でホールアウトしてきた。 強風のなかでも、高い弾道で柔らかく落すショットで、単独首位。残り2日、94年フジサンケイクラシック以来の優勝を目指す。 「海辺の風は、急に強くなったり、急にやんだりする。きょうは高い弾道で、やわらかくピンを狙いました。
いままでは、低い球で風に負けまいと打っていましたが、そういう球はグリーンの奥に入れやすい球でもある。風の中でも柔らかく落す球を打ちたいから、クラブの入る角度を変えて、弾道を高くするように、心がけているんです。もっとも、まだ自分のものにはなっていませんけど。
久しぶりの首位はいいもんですね。まだ2日目とはいえ、最高ですよ。(TV放送が)TBSの試合は、なぜか相性がいいみたい(笑)。明日も、風が吹こうが関係なく、自分のやろうとしているゴルフをやってみたい。
オフは、ゴルフもトレーニングもそんなにしないで、ゆっくり体を休めました。2月にハワイとグアムでゴルフをしたくらい。あとは家にいて、走りこみをしっかりしました。これまで5キロだったのを、10キロにして、オフの3ヶ月の間の1ヶ月分くらい、ランニングをしました。走ると、ゴルフが楽になりますからね。
これまでいつも目一杯のゴルフをやってきたから、これからは気負わずに、楽しくゴルフをやっていけたらいいな。これまでは楽しむことができなかったですから…でも、先週は同じ40歳で、同期の芹澤君が優勝したから、ガンバラなくちゃ、という気持ちも多少ありますね」