Tournament article
Philip Morris Championship 2000
▼ Player's Voice片山晋呉が、点滴をうちながらも3位タイ
だから頑張らないと」
「先々週の日本オープンのころから、38度くらいの熱が出て下がらない。今週も、練習ラウンドもせず、毎日、点敵を打ちながら戦っています。
医者に行っても風邪だっていうばっかりでいっこうによくならないし、プレー中はパットのときなんかにうつむくと、目が勝手に閉じちゃう感じ。クラクラするんです。今日もこれから、病院に行ってくるつもり。
でもね、体調はそんなふうに最悪だけど、今日は賞金ランク1位(佐藤信人)と3位(田中秀道)に挟まれてのラウンドで、これはもう、一生懸命やらないとって感じでね…。ランク1位の人には、いいものたくさんいただきました。佐藤さんはパットがすごいでしょう。そのあたりをちょっとね(笑)。
今週は、4番アイアンを抜いて、かわりに9番ウッドをバッグに入れてるんです。
やっぱりこのコースは飛ばし屋有利だし、僕みたいにヘッドスピードがなくて、球が上がらない人間には、不利。だけど、9番ウッドだと200ヤード飛ばせてしかも、6 番、7番アイアンで打ったときと同じくらいの高さが出せるし、飛ばし屋っぽいゴルフができる。
今日も9番ウッド、すごく使いましたよ。9ホールくらい。パー3は16番以外、全部9番ウッド。本当なら16番も使えたけど風があったからね。それがなければ16番も9番ウッドでいく。弱点を長所に変えて、戦っています。
やっぱり今週は、ビッグな大会で、ショット、気持ちともに今週に合わせてやってきました。賞金王とかはもうちょっと光が見えなくなってしまったけど、今年はなんとか3位内に入りたい。そうすると、来年以降、何かと変わってくるでしょう?
人生で何かを狙えるときってあんまりない。だから今年は、なんとか頑張ってみようかなって…」