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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2000

「この大会、どうしても出たかったんです」

首位タイの佐々木久行

 「今日はかなり、風を気にしながらやってましたね。グリーンも硬かったし、第1バウンドで跳ねているのが見えましたからね。

 でも、ショットは良くて、けっこういいところにつけられていましたから。厄介だったのは、9番くらいですかね。9番は、手前3メートルにつけたのが、下に3メートルくらい行ってしまってナイスパーでしたから。

 そのほかは、傾斜を避けて手前目から、うまく打てましたから。風の中、距離感があっていたんですね。

 今シーズン、前半戦がよかっただけに、絶対にこの大会には出たいと思っていたんです。

 この大会で僕はツアー初V(94年)を飾ったわけですけれども、そういう思い入れはもう、昔のことなんでないんです。ただ、所属先がGMG八王子ゴルフで、ここの会場が同じ東京都。メンバーの方にも、『オマエも出られるように頑張ってくれよ』とずっと言われてましたからね。もちろん、大会的にね、今年のチャンピオンとランキング20位しか出られないというのもありましたしね。

 ランキング、ずっと上位で来れていただけに、確実に出場したかった。ずっと連戦だったのもそのせいです。土壇場で誰かに抜かされたくなかったんで、必死でしたよ。

 今年好調の原因ですか? そうですね、部門別のランキングを見ると平均パットがいいですね。でも特に何も変えてないんですよ。いつもどおり、毎年同じことをやってきて、それがたまたま入っただけ。打ち方も、パターも、考え方も何も変わってないんです。ただ、パター数が良くなったけど、パーオン率が悪いんです。つまり、寄せワンのパーパットが多いってこともあるんですかね。

 今日のこの風の中、距離感に気をつけてやりました。グリーンも硬くて速いんで、とにかく手前手前目から。とんでもないところに乗ってしまうと、どうしようもないですから。

 明日は、風吹かなければいいけど。僕、実は風があんまり好きじゃないんで…。
明日も、もちろんアンダーパーで回れるように、ね(笑顔)」

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