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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2000
ツアーデビューの高山忠洋、23歳
そんな高山のツアーメンバーとしての“はじめの第一歩”は、78ヤードの第2打をカップインしてイーグル。続く3ホールは連続バーディで、瞬く間に首位に踊り出た。「さすがに1番のティショットは『これから始まるんだ』とは思った、けどツアーデビュー初日も単なる通過点。変に意識はせず、1打1打大切にプレーしようと心がけた」のが、好スタートにつながった。
だが、この日2つ目のイーグルを奪った11番パー4あたりから徐々に勢いを強めた “和合”の風に「やられた」。慎重に読んで打ったショットが、風に持っていかれ方向が定まらない。加えて、高山のプレーに集まったたくさんの報道陣にも「慣れなくて」と、スコアを崩した。13番、14番でボギー。15番ではダブルボギー。最後の17、 18番もボギーとし、1アンダー、20位に沈んだ。
しかし、高山は「大会を盛り上げるをことができただけでもよかった。ここのコースはグリーン奥に行くとノーチャンスだから、アドレナリンを抑制する勉強ができてよかった」と、めげていない。初めて経験した勝負の世界。「明日からきっと、グリーンはもっと硬く速くなって和合は牙をむく。気をひきしめていきたい」と、唇を噛んだ。