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日本プロゴルフ選手権大会 2000

「挑戦しよう、と決めてきました」鈴木亨

一昨年前、今大会の開催コース(千葉県・山武郡)にほどちかい、季美の森CCに隣接する住宅地に居を移した鈴木亨。今回は、会場まで車で15分の自宅通勤している。この日は、家を出るときに「64が出そうだけど、80を叩く可能性も、あるかも知れない」と京子夫人に告げたという。その心は。

「とにかく初日をトップで終わりたいけど、コースは昨年の日本オープンの小樽よりも、タフで精神的なプレッシャーを受けるから、トップに立つ可能性もあるが、大叩きの危険もある」というもの。

「思い入れの強い大会」で勝って、「難コースに強い鈴木」の名をアピールするつもりだ。

鈴木亨のはなし

「このところ初日の途中まではいいところに行っているのに、結局トップになれないまま終わってしまう試合が多かったので、とにかくきょうは首位で終わりたかった。難しいコースでいいスコアを出すのがボクは得意だし、夏泊(95年日本プロ・最終日をトップで迎えながら勝てなかった)での悔しさもあります。日本プロには思い入れというか、気合が入っている。挑戦しよう、と自分の心の中で決めて来ました。ボクはアイアンでピンを攻めるタイプですけど、このところタテの誤差が出ていたので、ボールを柔らかくて、もっとスピン量の多いタイプに代えてみました。そのぶん飛ばないのですが、飛ばしても有利にコースではないので。

このコースは空間は広いのですが、ひねってあるし、アンジュレーションがあって精神的にプレッシャーを受けるように造ってあります。天気が日本オープンのようになれば、あれぐらいのスコアになってしまうことは覚悟をしています。とにかく、人のスコアを考える余裕などないのですから、自分の中で4日間を組み立てて終わりたいですね」  

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