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東建コーポレーションカップ 2001

片山晋呉が、3試合連続V昨年のキングが、新世紀の幕開けを飾った

 「午前中終わった時点で、…いや、午後のラウンドに入ったときも、『ああ、明日の新聞の見出しは片山5打差逆転負け』だろう、と自分で勝手に作ったくらいでした。
 今日の夜は、ひとり寂しくしょぼしょぼしているんじゃないか、と…。
 中嶋さんが非常に良いゴルフをさてれいたので、それくらい考えていました。
 でも、今日はこんなにたくさんのギャラリーのみなさまが、せっかく見に来て下さっているのだから、このままではいけない、気持ちを入れ替えてやろう、と思ったら後半、気持ちが締まって、最後は、とてもいいゴルフができたのではないかと思います。今日は1万人以上の方が来てくださったと聞いています。他の選手からも『たくさん来てるな〜』 という声が出ていましたし、選手会長の僕としても、非常に嬉しい。たくさんのお客さんの前でプレーするのは、本当に気持ちが盛りあがるものですからね。今日はひとりひとりの声援が、1打1打につながっていくような感じがしました。みなさんには本当に感謝しています。
 18番の第2打は思ったより良いショットが出ました。こちらから見ても、カップに入りそうないい球で、これでもし、中嶋さんがバーディパットを入れて、プレーオフでも仕方ないという気持ちでいました。
 僕が中・高のとき、テレビで見た中嶋さんのすごいガッツポーズが印象的でした。今日も最後の18番でガッツポーズされちゃうのかな、と思っていたんですよ。
 まさか、開幕戦で勝てるとは思わなかったですけれど、自覚を持ってオフをすごしてうまい具合に勝つことができました。
 次週は静岡での大会です。来週以降も、どうか、会場に足を運んでいただき、僕らのゴルフを見てください。そうすれば、もっとゴルフが好きになってもらえると思いますから…」

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