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JCBクラシック仙台 2001

「俺ってほんと、分かりやすい男だと思う」(笑)(首位の水巻善典)

降りしきる雨の中、18ホールついて声援を送ってくれた長男・賢人のために懸命のプレー
 “出稼ぎ中”の水巻善典に、応援団がかけつけた。
 夫が、日本ツアーに出る間、米国フロリダ州の自宅に離れて住む順子夫人と長男・賢人君。
 先週金曜日で、賢人君の学校が年度末になり、長期休暇に入ったための里帰り。
 今週の大会から、久々に、家族に見守れながらのプレーで、
 「そのとたんに良いスコア出すなんてね。俺ってなんて単純でわかりやすい人間なんだろう」と照れ笑いだ。

 「やっぱりね、家族がいないと、さみしいんです。テレビっていってもつまらないし、夜はパチンコか、本を読むしかすることがない。賢人は、夜自分が寝るまで許してくれないから、そうやって子供のために忙しくして、バタンQのほうが僕にはいいみたい」

 また、今年に入ってクラブに試行錯誤を続けていた水巻のもとに、順子夫人が、昨年1勝を挙げたクラブを米国から持参してくれたことも、好スコアをアシスト。
 初日は、ノーボギーの66で首位スタートに水巻は賢人にこんな耳打ちを―。
 「パパ、最終日には(優勝インタビューで)もっといいお話ができるようにするからな」。
 親子の約束は、固い。

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