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アイフルカップ 2001
▼ 最終日、トピックス 「こうなったら何度でも…」
こみ上げる悔しさをこらえ、「林さんが、良いプレーをしたんです。林さんを、誉めてあげてください」と言葉をしぼり出した。
またしてもプレーオフで敗退。
早足で18番ホールを引き上げてきた鈴木は、したたる汗もそのままで、「こうなったら何度でも、こういう経験をしましょうか…」とつぶやいた。
「悔しさが多いほど、勝つ喜びは大きいはずですからね…」
一時は、勝てると確信した展開だった。
3打差からスタートしたこの日、6番でこの日4つ目のバーディを奪って21アンダー。
前日定めた目標スコアまで1打差に迫り、下位を引き離した。
だが9番パー4、ラフからの第2打でグリーンをはずしてボギー。
一気に流れが傾いた。
折り返しの10番では第2打が木の根元。
11番は、「今週、初めて」の3パット。
3連続ボギーで、
「リズムが狂ってしまった」と鈴木。
「それでも、回りもあまり伸びてなかったんで、立て直そうと頑張ったんですけど、チャンスを呼び込めなかったですね…」
プレーオフ1ホール目。奥からのバーディチャンスは大きくカップをオーバーし、2ホール目は、グリーン左のカラーにはずし、林にバーディを決められた。
鈴木は、「バーディで負けたんだから、仕方ない…」と気丈に語ったが、最後にポツリ、「でもこれでプレーオフ、過去3戦すべて“負け”なんだよね…」
その2戦目は、先月6月。屈辱の2発のOBで敗れた、タマノイ酢よみうりオープンだ。時間がたつほどに悔しさが倍増した、苦い経験だった。
「あれから1ヶ月。…たった1ヶ月でここまで立ち直れたんだから、今回のことも、早めに払拭して次こそは…」
立て続けの悔しさにも、鈴木はなお、前に進もうとしている。