マスターズの前哨戦となる片山晋呉には、前人未到の4戦連勝の期待もかかる

　先週はじめに、マスターズからの招待状を受け取った片山晋呉にとって、今週の大会は、“初舞台”挑戦前の国内での最後の試合となるだけに、ぜひとも結果を残しておきたいところだが、それ以外に、もうひとつのプレッシャーもある。
　先週の大会で世紀をまたいでの3試合連続優勝。今大会は、前人未到の4戦連勝の期待がかかっているのだ。国内ツアーで4戦連勝を果した選手は、まだ誰もいない。

　「4戦連勝…？ないですよ。だって、勝てるわけない」と、期待の声には、一瞬、呆れ顔になった片山。
　だが、しばらく考えてから、「…でも、やってみたいという気持ちもあるけどね」

　昨年の最終戦、ファンケルオープンｉＮ沖縄。
　勝てば逆転賞金王という重圧をはねのけて、快挙を成し遂げた経験は、まだ当然、まざまざと片山の脳裏に残っている。
　「沖縄でああいうのできたんだから…。1回できたら、2回目もできるかもしれない。こういうプレッシャーの中で、やってみるのもいい」。
　今週も、片山の話題には事欠かない。

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