Tournament article
サントリーオープン 2001
「ワールドカップ、2年連続の日本一、通算25勝・・・」
今年11月、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開かれるワールドカップ。
1人2組で国別に分かれて戦うこの大会には、今週のサントリーオープン終了後の世界ランキング50位内の最上位者に、パートナーの指名権がある。
先週までの、片山の世界ランクは45位。36位に伊沢利光がいて、今のところ、指名権は伊沢の獲得が有力だが、片山も希望は捨てていない。
なにしろ、今週は、あの世界ランク8位のダレン・クラークに競り勝った。
「だからひょっとしたら、今週の優勝で一挙にポイントが加算されて、伊沢さんを抜けるかもしれないんだ」と、週明けの世界ランキングの発表に、望みを賭ける。
「ワールドカップ、絶対に出たいんだ。もしランキングを抜けなかったとしたら・・・。伊沢さんが誰を選ぶかはわからないけど、選ばれなかったら、今年はまた、“日本一”を目指すよ」と、2年連続の“賞金王”宣言も飛び出し、片山の夢はとどまるところを知らない。
また、生涯通算勝利数25勝の『永久シード権』保持者は、97年の尾崎直道以来、まだ出てこないが、「こんなに早く、ツアー10勝した人はいないよね? こうなったら、日本での目標は“25勝”にしようか・・・」と、次々飛び出すでっかい夢は、語り出したら止まらなくなってしまった。