Tournament article
ブリヂストンオープン 2001
「大会30周年の、責任を果たしたい」
依然としてセカンドの距離感が合わない。
この2年間、米ツアーの高速グリーンばかりを経験してきた丸山には、目の強い袖ヶ浦のコーライグリーンにも「戸惑いを感じつつ」、なんとかイーブンパーでしのいだ前半の9ホール。「プレーに集中して、誰とも話なんかするもんか、という勢いでやってきたけど・・・。僕を見に来てくれた大勢のギャラリー。楽しい姿を見せなくちゃ、と気持ちを切り替えたことが、大きかった」。
前日初日、公言していた「毎日7アンダーを出す」との言葉もまんざらではなく、「ショットの「クォリティ自体は、とてもよかったし、グリーンもバーディ圏内についていた。内容的には、目標スコアが出せるものだった」という自信が、後半の大爆発につながった。
さらに「テンションを上げ」、後半、奪った5つのバーディは、すべて1ピン以内。
67をたたき出し、前日の83位から通算1アンダー34位まで順位を上げて、「今週、最低限の僕の責任」と話していた予選通過を、果たしてみせた。
もっとも、これだけで、満足するつもりはさらさらない。
「せっかく、ここに来たのだから・・・」と丸山。
今年、大会は30回目の記念大会。主催のブリヂストンとは、クラブ、用具の総合契約を結ぶ。
2日目の67にも満足せず、残り2日の目標も、やはり「1日7アンダー」。
大会30周年の「責任を果たしたい」と、主催者に、最高の形で恩返しをする望みも捨ててはいない。