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Phlip Morris K.K Championship 2001

「生きざまに、刺激を受ける」

片山晋呉、後半の爆発の要因はこの人からの手紙

 前半は、堅くパープレーの片山のゴルフが一転したのは、読売巨人軍の清原選手からの手紙だった。
 後半のインコースは、プレーが詰まり、待ち時間が多かった。それを利用して、前日初日に手元に届いた、清原選手推奨の本の間に挟まっていた手紙を、読みながらのラウンドだ。
 「あれほどの人が、僕に手紙を書いてくれたことが、嬉しくて。その生きざまは、いつも刺激を受けています」
 手紙の内容までは明かさなかったが、その後の後半9ホールで、6バーディを奪う発奮材料となったことは間違いない。

 ここ数試合、V争いに絡みながらもいまひとつ詰めが甘い原因は、「パッティング」と自己分析する。
 バリエーション豊富な“晋呉流グリップ”8種類を多用して、試行錯誤を重ねているが、「今日もひとつ、ひらめいて試してみたたこと」、がハマって徐々に上向き。
 海外賞金を含み、約6000万円差をつけて賞金ランクトップを走る伊沢をキャッチするべく、残り2日は「もちろん、勝つ気で頑張ります」と意気込む。

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