「18番のグリーンに上がって、第2打が、ピンまで50センチもないイーグルチャンスだということを確認したとき・・・うれしかったね。あれはほんと、嬉しかった。
あれはほんとは、安全に真中に乗せようと思ったのが、薄く当たってしまい、手前にワンクッションして・・・それが結果的には良かった。最後は、まぐれですよね、ほんとに、運です。
今日は、僕とは歳が半分くらいで、しかも飛ばし屋2人との最終組、力が入っていました。飛ばそうとして、ティショットはラフばかり（苦笑）。でも、そんな2人にも負けないティショットも、いくつかできた。15番や、最後の18番。大詰めで、ああいうティショットができたということは、いままでやってきたことが、少しは身についているのかな、と・・・。
94年、TBSのマスターズ中継でリポーターを務めたのをきっかけに、それまでの自分のスィングをすべてゼロに戻して、これまで取り組んできました。何度も、挫折しそうになったけど、こうして、結果を出せたことは、とても嬉しい。
今週は、4日間、自分でもすばらしいゴルフが出来たと思います。
どん底のときも変わらずに、僕のことを応援してくれた友人。行く先々で暖かい言葉をかけてくださったファンのみなさんに、これで少しは恩返しができた気がします。
これからも、もっともっとすばらしいプレーがお見せできるよう、精進していくつもりです。今日は、最後まで大きな声援を、ほんとうにありがとうございました」