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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2001

ベストスコアの63で急浮上した2人

6位の片山晋呉と10位の手嶋多一

 この日、ベストスコアの63をマークして急浮上したのが、片山と手嶋だ。

 手嶋は、コースレコード62の記録を持つひとり。
 あとひとつ伸ばせば、再び、自身の記録タイをマークして上がれるだけに、ラスト18番の右10メートルのバーディパットは、「さすがに緊張しちゃいましたね(笑)」
 このパットはわずかにカップに届かなかったが、今季はこれがベストスコア&トップ10入りのベストフィニッシュに「久々に良いゴルフができました」と満足そう。
 「今年は、全試合、予選通過しているものの、地味な成績。ショットが良くないので、来週も地味になるとは思いますが、頑張ります」と話した。

 一方の片山は、8番ではダブルボギーをたたいたものの、この日奪った『9バーディ』は、大会の18ホール最多バーディ数のタイ記録。
 初日から、新しくなった和合への苦手意識を口にしていたが、さすが、賞金王の底力だ。
 最終日は、前日までの攻め方を180度、転換したことがバーディ量産を生んだ。
 「昨日まで、ピンを狙ったホールが全部ボギー。だから今日は、ピンを狙わずグリーンの真中ねらいにして、確実に2パットで行く攻め方にしてみたんです。それがよかった。
 苦手なまま和合を終えるのは嫌でしたからね。来年は、良いイメージで和合入りできそうですよ」
 来週の大会はひとまず休養。マスターズから帰国後、久々のロングバケーションに「今日はスコアが良かったので、気分良く体を休められます」と話していた。

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